| 東京支部独自の部門として設置された「社会貢献推進部」。 資格取得後の“初めの一歩”をどう支え、どのように社会貢献の場を広げてきたのか。 その運営を統括する矢野洋子部長に、これまでの歩みと部門への思い、そして、10周年を迎えた社会貢献推進部の現在の取り組みと今後の展望について伺いました。 |

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■ ご自身について
矢野さんが産業カウンセラー資格を取得したのは2009年。長年勤めた外資系企業を退職したタイミングで、「コミュニティでも職場でも役立つ資格だから」と養成講座を大学の先輩から勧められたことがきっかけでした。
日本橋教室の平日コースで学び、産業カウンセラー資格を取得。その後、同じグループの仲間から誘われて産業カウンセラー協会のキャリアコンサルタント資格にも挑戦し、二つの学びを通じて「努力すれば資格は取れる」と実感したことが、シニア産業カウンセラーを目指すきっかけにもなりました。
学びを通じて生まれた仲間とのご縁は、さまざまな仕事や活動にも広がっていきました。現在の協会での活動は、実技指導者、登録カウンセラー、社会貢献推進部。支部の運営にはシニアコース講座部(現・専門育成研修部)を経て、新設された社会貢献事業部(現・社会貢献推進部)で副部長を拝命。以来、社会貢献活動に深く携わっています。
■ 社会貢献推進部の魅力
JAICO憲章に基づき、「産業カウンセラーが社会にどのように貢献できるか」という原点から創設された部門です。
資格取得後の“初めの一歩”として学びやすい講座の企画運営を行うと同時に、傾聴ボランティアは養成講座で学んだ内容をすぐに活かせる活動が魅力です。
10年前に植えられた小さな種が若木のように育った社会貢献推進部。現在、部全体で節目の年にふさわしい活動を模索中です。全国で産業カウンセラーが社会に貢献できる場を広げるため、他支部との連携も視野に入れることを考えています。
■ 社会課題と産業カウンセラーの役割
社会貢献推進部では、5つの専門グループがそれぞれの経験や専門性を活かし、社会課題に対して産業カウンセラーとしてどのように関わるかを模索し、グループリーダーを中心に活動しています。
・傾聴ボランティアグループ
年一回、東京支部会員に対して登録を募っています。毎月ボランティア活動可能な施設をお知らせして、応募された方と施設を訪問し傾聴ボランティアを行っています。現在登録者は約180名。産業カウンセラーの傾聴力を活かせる「ボランティア活動の場」を提供しています。
・産業看護・保健グループ
1993年に発足した「ナースの会」が発展、その後「産業看護・保健専門部会」に名称変更、2017年東京支部社会貢献推進部の傘下になりました。看護師・保健師で構成されており、医療現場での経験をもとに情報発信や講座企画運営を中心に活動しています。
・保育・福祉グループ
1993年に発足した「保育部会」が発展、その後「福祉・教育専門部会」が名称変更、2017年東京支部社会貢献推進部の傘下になりました。子どもや高齢者を対象に講座を通じ福祉の観点から講座を実施しています。
・治療と仕事の両立支援グループ
がんやメンタル不調など、治療と仕事の両立を実現するため、「治療と仕事の両立支援トレーナー」を育成し、企業研修にトレーナーを派遣しています。また、両立支援の講座を企画運営しています。
・災害時こころのケアサポートグループ
会員の有志勉強会から発展したグループです。災害ボランティア経験者も所属しており、サイコロジカル・ファーストエイド研修の実施、さらに災害後、産業カウンセラーができる活動を構造化した研修開発にも取り組んでいます。
■ 今後力を入れていきたい活動
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会員の皆様が持つ傾聴力やカウンセリング力、調整力などを、ぜひ社会還元に活かしていただくために、資格を取られた方が活動しやすいように、入口を広げることに力を入れたいと思っています。
■ 会員へのメッセージ
社会貢献推進部での経験がきっかけとなり、興味ある領域での深め方がわかり、学びを継続することで力が身につき、ご自身の活動を広げていくことができます。





