11月9日(月)、広報部主催の「子育てスクエア」をオンラインにて開催しました。
当日の様子を広報部の宮崎がお届けします。
もともと今年の3月に代々木教室で開催予定だった「子育てスクエア」。3月初めに全国一斉に幼稚園や学校がお休みとなり、子育て中の大人たちが小さな子どもを連れて出かけるのは難しい状況となってしまいました。
そこでやむなく開催を見合わせておりましたが、このたび講師の先生のご協力とスタッフの熱意により、同じ内容でこの秋にオンライン開催することができました。
講師にお招きしたのは、青沼ますみ先生(国際TA協会公認資格CTA)です。
《TA(交流分析)心理学を、子育てに活かして、家族全員がハッピーになろう!》
をテーマに、12名の方にご参加いただきました。
オンライン開催ということで、今までの子育てスクエアと違ってエプロンをつけたスタッフがお母さんの近くで子どもたちと遊んで待つ、というわけにいきません。お母さんたちは一人で赤ちゃんを抱っこしたり寝かしつけたり、子どもたちを抱えてあやしながらの受講となりました。本当にお疲れさまです!
セミナーのはじめにグループに分かれ、担当のファシリテーターと自己紹介を行いました。今回も、育児中のお母さんだけでなくさまざまな立場で子どもと関わる方に参加していただきました。最初にお互いのことを少しは知ることができ、ご参加の皆さんもリラックスしていただけたように思います。
そして事前に青沼先生からご提供いただいたチェックシートをもとに、自分の「ワーキングスタイル」を確認しました。このワーキングスタイルで表れる5つの特徴【Hurry up、Be perfect、Please people、Try Hard、Be strong】は、短所でもありますが、強みでもあるのです。向いていることや得意なことと、やり過ぎてしまうことは同じ特徴の表れとのことです。
そういえば子どもの頃、大人たちからよく「短所は長所っていうんだよ」って教わったことを思い出します。それぞれの結果をグループでシェアし、お互いの特徴を共有したり、話し合ったりました。
青沼先生は、「やり過ぎてしまうときってどんな時?」「それが短所にしか思えない時ってどんな時?」
とユーモアを交えながら解説し、TAに基づいた捉え方・見直し方を教えてくださいました。
また、先生から「ストローク」という考え方についての解説もありました。
子育てはもちろん、家族や身近な人間関係においても「よいストローク」を交換していくことが大切です。《ストローク経済》という言い方もあるそうです。確かに、経済が停滞しては苦しくなっていきます。悪循環も困ります。これには深く頷きました。良いストロークを循環させていければ、みんな幸せに過ごせそうです。
家族というもっとも身近な存在でありながら、圧倒的に力の差がある大人と子どもの関係や、立場が全く違う父親と母親ですから、上手くいかないこともたくさんあると思います。「それでも、道はある!」という青沼先生のやさしくも力強い語り口に、心が軽くなった気がしました。
相手に対してだけでなく、自分自身のために自分がしてあげられることも、とても大切だそうです。「自分を大切に」とはよく言われますが、それは自分のためになるだけでなく誰かのためにもなるのだと感じました。
開催後の参加者アンケートでは、
「TA を使ったセミナーには初めて参加しましたが、自分の考え方の背景や他人の思考の背景に想いを 寄せることで納得いく部分が多くあり、新鮮な気づきでした。」
「自分のワークスタイル、子育てスタイルを客観的に振り返ることのできる貴重な時間となりました」
など大変参考になったとのご感想が多く寄せられました。
青沼先生、そして参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
毎日子育てに大奮闘されているみなさんの心に、なにか小さくても必要なものが残りますように。
次回は、2021年春頃に開催予定です。
その際には改めてお知らせいたしますので、日本産業カウンセラー協会東京支部のFacebook・Instagramをフォロー、LINEのお友達登録をしていただけると、情報を早くお届けできるかと思います。
ぜひチェックしてみてくださいね!
(文/広報部 宮崎美苗)
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