「ニューノーマル時代のメンタルヘルス支援」第2回社会貢献カフェ開催報告

2021年8月20日

7月16日(金)19:00〜21:00、オンラインにて第2回社会貢献カフェを開催しました。当日の様子を社会貢献推進部保健グループのスタッフが紹介します。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に伴い、産業保健支援活動の重要性は高く、また変革も求められています。

前半は、医学博士・公認心理師・臨床心理士として、また東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野 客員研究員として活躍されている小林由佳先生による講義を行いました。

小林由佳先生

小林先生はまず、コロナ禍で先進的に取り組まれている人事担当者や専門職による事例を紹介し、さらに今ある課題や今後への展望についてお話しました。
講義の中で小林先生は「今後、産業保健活動で求められる観点としてICTリテラシーの取得と活用、自律を活性化し適応課題に向きあえる仕組み作りが重要です」と強調しました。

後半は、スタッフがファシリテーターになり、22名のさまざまな立場による参加者と「ニューノーマル時代のメンタルヘルス支援活動」についてグループセッションを行いました。

グループセッションを通して、参加者はいろいろな組織や違った立場の話を聞くことにより、新たな観点から物事を見ることにつながったようです。

対面での面談が難しくなるなど、今まで当たり前だった手段が使えず、メンタルヘルス支援でも試行錯誤を重ねている状況です。社会貢献カフェに参加された皆さんにとって、新たな学びと知見の共有の場としていただけたらと思いました。

<参加者の声>
・オンライン環境下でのキャリア開発やモチベーションケアに興味があり参加しました。コロナ後の労働環境は、オンラインとオフラインを融合していくであろうこと、その時々で意識の格差が広がり多様性の受容がより大事になってくるかと思いました。定期的にこのような会があると勉強になります。・講義、グループ討議ともに大変興味深く参加できました。全体で2時間と短時間なので難しいと思いますが、グループ討議の時間がもう少し長いとよかったです。・短い時間でしたが内容は濃く学びが大きかったです。中小企業、フリーランス、オンラインワークができない現場などでのニューノーマル時代はどうなっていくのかも気になるところです。次回の開催も待ち望みますが、成功事例、失敗事例など具体例も取り上げていただければと思います。

来月以降も、社会貢献推進部ではポストコロナ時代のメンタルヘルスに役立つ講座を準備しています。詳細は以下をご覧ください。皆さまのご参加をお待ちしております!

S-308「ポストコロナ時代の働き方とその課題」~合理的配慮と安全配慮~ニューノーマル時代の働き方改革を学ぶ
【開催日時】20201年9月17日(金)19:00~21:00(オンライン開催)
【講師】脊尾 大雅 (精神保健福祉士、社会保険労務士 秋葉原社会保険労務士事務所)S-309「ポストコロナのメンタルヘルス」~ニューノーマル時代の課題と対策のポイント~
【開催日時】2021年10月15日(金)19:00~21:00(オンライン開催)
【講師】高野 知樹 (精神科医師、産業医 医療法人社団弘冨会神田東クリニック院長)

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