産業カウンセラー活動報告会<開催案内>

2023年10月16日

毎年恒例の会員部主催「産業カウンセラー活動報告会」を11月11日(土)に開催いたします。

産業カウンセラーの資格を活かして日頃より学習・実践している会員の方に自らの活動を報告いただき、参加者の皆さまとの交流の輪を広げながら相互研鑽を図ることをねらいとしています。

今年は久しぶりの代々木での集合開催となります。

新しい気づきを体感できる場、また会員交流の貴重な機会ともなっておりますので、ぜひご参加ください。
養成講座受講中の皆さまのご参加もお待ちしております!

本年度は以下の3組の方々の発表が決まりました。

テーマ 発表者(各40分)
50代のキャリアオーナーシップについて
~変化が激しい時代のキヤリアについて考える~
船本 潔さん
社員のウェルビーイングの実現に向けた産業カウンセラーの活動~外部との連携の大切さについての検討~ 大久保留見さん
石黒 仁 さん
1on1ミーティングと傾聴技法の実践について
~気軽にコミュニケーションをとれる時代、だからこそ~
柏崎 哲生さん

各テーマごとに、グループに分かれて質疑応答やディスカッションを行います。30分間でお声がけし3回転しますので、全グループを回っても、あるいは興味ある一グループに留まっていただいても大丈夫です。

各テーマの発表要旨をご覧ください↓

これからシニア世代に向かう50代のキャリアオーナーシップについて
~変化が激しい時代のキャリアについて考える~
【発表者】船本 潔さん
企業に勤続し役職就任をしていくとキャリア形成が順調のように見えます。近頃はDX化や 部下の自律的キャリア形成をサポートすることも管理職には求められています。 しかしながら、自身の若手時代は終身雇用を前提とした年功序列的なキャリア形成だった ため部下をどうサポートすればよいのか悩んでいる方。 社会環境が変化し続けても必要とされる人材であり続けられるかと不安に思う方。 また、人生100年時代に50才以降のキャリアイメージができないまま日々を過ごしてしまっている方に…

①企業で働き続けるには継続的に学び、付加価値労働が必要であること。
②変化の激しい時代だからこそ起こる葛藤と向き合うことは、不安もあるがポジティブに捉えることもできるということ。
③充実したキャリアを過ごすためにはキャリアオーナーシップを持つことによって、自分らしい自律的キャリアを歩める可能性も高まります。

私は企業で働きながら40才を過ぎたころ、積極的に学び始めました。その経験から、社外の仲間を作ること。自分で納得できるキャリア形成にチャレンジすれば充実したキャリアを過ごせることを実感。 産業カウンセラーやキャリアコンサルタントの立場から、これからシニア世代に向かう人達への支援の参考にしていただけたらと思っております。

 

社員をウェルビーイングに導く産業カウンセラーとしての役割
~外部との連携の大切さについての検討~
【発表者】大久保留見さん、石黒仁さん
ウェルビーイングの取り組みは、産業や教育など多岐の領域で取り入れられるようになり、産業カウンセラーはウェルビーイングと現場の課題(発達障害の傾向やスマホ依存、早期離職)の連携対応が求められています。

弊社の産業保健師•産業カウンセラーには相談できない、複雑化する社員の心の不調の理解は難しく、法令のストレスチェックは問題数が多く実効性があがらない課題がありました。そこで、弊社は産業医、精神科医とも連携し独自のストレスチェックを開発し、効果を高め社員のメンタルの不調を『キャリア、プライベート、その重複、スマホ依存』の4グループに分類して対応しています。また、社内で対応が難しいケースは外部へのリファーを活用しています。
今回は弊社の取り組みを紹介するとともに、産業カウンセラーと各種領域との連携もお伝えします。

 

1on1ミーティングと傾聴技法の実践について
~気軽にコミュニケーションをとれる時代、だからこそ~
【発表者】柏崎 哲生さん
コミュニケーションの手段が飛躍的に発展し、電話、メール、チャット、リモート会議ツールなどで、気軽にコミュニケーションが取れる時代になりました。
頻繁に接触機会を得られるため、十分にあるいは以前より活発にコミュニケーションをとれていると錯覚しやすいですが、その中身は希薄で有ることが多いかと感じています。
ゆえに、今ほど「部下やメンバー」が考えていること、また非言語で語られていることを直接1on1でじっくり聴き感じる事が求められている時代は無く、傾聴というスキルを誰もが持つことの大切さが際立つ時代になったのだと思います。私は、2023年2月に産業カウンセラーの資格を取り、さらに2023月7日に管理職になりたてです。その中で、試行錯誤しながら実施している1on1についての考えを、僭越ながら報告させていただきます。
①二週間に一度で行う1on1は、言うなればなれば「継続面談」
②産業カウンセラーの傾聴スキルを「二重関係」の中で活かす。
③面談と面談の間の「普段の言動」にも関われることの<良さ>と<むずかしさ>
④「面談記録・面談メモ」で振り返ることで次回の1on1ミーティングに活かす。

参考までに、2019年に開催した様子をご覧ください。

これから産業カウンセラー資格を活かした活動を検討されている方はぜひご参加ください!

第35回産業カウンセラー活動報告会
【開催日時】11月11日(土)13:30~18:00
【開催場所】代々木教室 5階501教室
お申込みはこちら↓
https://www.counselor-tokyo.jp/course/2023-1111ks001

 

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